法喜山 上沢寺

 本国寺から北へ約一キロで、法喜山上沢寺があります。日蓮大聖人が小室からの帰途、法論に負けた善智法印は毒まんじゅうを持って この地に日蓮聖人を訪ねました。ところが、通りかかった白犬が毒まんじゅうを喰べて死んでしまったことで、善智法印は心から悔悟して弟子となってしまいました。日蓮大聖人は御自分の犠牲となった白犬をあわれみ、手厚くこれを埋葬し、 お持ちになった銀杏の木の杖を立てて供養なさいました。この銀杏の木はその後、芽が出て生長しましたが、杖がさかさまであったことから、この銀杏の枝は下向きになって聳え立っており、世にさかさま銀杏といわれるようになりました。学術的にはこのさかさま銀杏は本国寺の銀杏と同じで、お葉つき銀杏として、 植物学上貴重なものであります。