

平成21年2月26日、
落慶法要である五重塔仏舎利遷座並びに入仏開眼式が行なわれ五重塔にお釈迦様の仏舎利(遺骨)を納め開眼法要をしました。これにより、明治8年の大火による焼失より134年に五重塔が復元されました。五重塔は釈迦の御遺骨(仏舎利)を安置する堂宇、塔婆(ストゥーパ)として、寺院伽藍とって象徴的な、また重要な意味を持ちます。
五重塔歴史
初代五重塔は元和5年(1619年)に加賀前田利家公側室寿福院が施主での建立と伝えられています。
その後、文政12年(1829年)9月の落雷火災により一時焼失しますが、 慶應元年(1865)に36年ぶりに際建立されました。五重塔は、現在ある大本堂南西ではなく、奥の院参道の十如坊近くの山中にあったと伝えられています(「身延山図経」寛保元年(1741年)より)。しかし明治8年、大火により再び焼失し、以後、134年間、五重塔を喪失したまま時が過ぎました。
再建立
平成20年、かねてからの悲願でありました五重塔が竣工、翌平成21年の落慶法要にて、ここ身延山の地に再び五重塔が再建立されました。木材は全て国産を使用し、設計から工法にいたるまで400年前に建てられた元和の塔を復元・再建しています。
五重塔附帯施設
五重塔の再建立に伴い、附帯施設として斜行エレベーター、バリアフリーカート道を設置致しました。バリアフリーカート道は車椅子の方でもスムーズに通行できるように、砂利敷きの境内に石畳状の通行スペースを設置致しました。また、足の不自由な方のために、階段や急坂を上らなくても済むよう、斜行エレベーターを設置しました。これにより、せいしん駐車場に車を置き、バリアフリーで本堂まで登ることができます。
五重塔
134年ぶりに復元された五重塔。写真は御年頭会の曳馬式(ひきめしき)で地元の領主・波木井実長公が日蓮聖人を館に招いた際、名馬を献上したと言う故事に由来して行われる行事です。
桜と五重塔
自然溢れる身延山の伽藍は四季折々の姿を見せてくれます。春の桜と共に見る五重塔はまさしく絶景以外の言葉が見つからないほどです。せいしん駐車場から本堂までのエレベーター。七面山を眺めながら本堂横まで2分ほどで到着。本堂横に到着すると目の前に五重塔が見え、感動です。斜行エレベーターは午前5時~午後5時まで運行しています。